水と森の聖(ひじり)
キタガワ アキコ
作品は左より
『対自ーハシビロコウ』S100号 和紙に岩絵具
『軌跡−水の森ー』 変形150号(226.2×135㎝)画布に岩絵具、墨
『つながりの中で』 変形100号 (162×147㎝) 画布に岩絵具、墨
<作家ステートメント・制作心情>
日本画で水面や水辺の動植物の題材を中心に制作しております。
幼い頃から川辺に行き、生き物や樹々の木漏れ日の中で過ごすことが好きだったように思います。
また水面の模様のおもしろさや、水辺の周りのものが水に映り込む際に、風や水中の魚など、周囲の動きで映り込むものの形が一瞬で変わってしまう儚さが、頻繁に移り変わって行く世の中の動きと重なるからかも知れません。
近年では、沼地に生息する鳥であるハシビロコウにも挑戦しております。
また岩絵具の多彩な色と種類の豊富さや、絵の表面に残る、水で薄めた絵具を画面に置いて乾くまでの流れの痕跡の模様などに惹かれて日本画で制作しております。
自然から感じる美しさや畏敬の念、言葉にならない感覚、絵ならではの面白さが、見る人に伝わるような作品を制作することが目標です。
1983年 滋賀県生まれ
2006年 成安造形大学 造形美術科日本画クラス卒業 (2008年同研究生修了)
京都日本画家協会会員
<受賞歴>
2005年 佐藤太清賞公募美術展覧会 福知山市長賞 (福知山市厚生会館 他巡回)
2011年 京都日本画新展 大賞 (京都伊勢丹 美術館「えき」KYOTO)
2012年 ART AWARD NEXTⅡ 入選 (東京美術倶楽部)
公募日本の絵画 審査員賞 (永井画廊/東京 )
滋賀県次世代文化賞 受賞
2014年 美術新人賞デビュー2014入選作品展 奨励賞 (フジヰ画廊/東京)
2015年 Next Art展選出 (同2016年、2017年) (朝日新聞東京本社本館 松屋銀座・東京)
公益財団法人平和堂財団芸術奨励賞受賞
2016年 山種美術館 日本画アワード 入選 (山種美術館/東京)
2017年 京都府新鋭選抜展2017-Kyoto Art for Tomorrow- 産経新聞社賞(京都文化博物館)
トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 入選 (豊橋市美術博物館/愛知)