女神(めがみ)の肖像

団員番号19番   桑原聖美

クワハラ サトミ


<展示風景>


作品は左より

2016年 白檀   日本画・綿布・F6号

2017年 水ぐも  日本画・絹本・軸装・画寸10.5×28cm
2015年 反魂香  日本画・絹本・軸装、画寸120×36cm(画像は部分)


女神の肖像=桑原聖美

<ステートメント>

“女神の肖像”が永遠のテーマです。 生身の人ではなく、なんとか女神に昇華させて描きたいです。

前略  女神さま、

 遥か少女の頃、うたた寝をして夢のなか

女神さま、あなたの唇は、とても赤かった。その唇は、赤い蝶々になって、ふわふわと舞い上がる。

掴もうとすると、するりと逃げて飛び回り、そのうち天上界へ帰ってしまわれた。

私が崇拝する女神さま、あなたは誰

アフロディーテ、アテナー、ディアナ、クリュティエ、フローラ...?エーディン、ヴァルキュリー、マリア......あるいは、天女...?

どうか、いつか、気高い女神に逢えますように、描けますように。
その時、未熟な私は、私自身として完成するのではないかと思う。

女神と成就するかの如くに。


そして、私は過去を美しく偽って、

少女のような甘やかで無知な自信を持って言うのです。

あなたに逢うために生きて、そして描いてまいりました。

 

 

 

女神さまの絶対の存在が必要なのです。

努力いたします。どうか、見守りくださいませ。


画歴(活動歴)

日本画

名古屋市在住

名古屋造形短期大学・日本画卒


日本美術家連盟会員

ファンデーションテイラー会員 パリ


尊敬する画家は、ジュゼッペ・カスティリオーネ(郎世寧)など

元ジュエリーデザイナーのキャリアを持つ

再び絵を描いていこうと思う覚悟する出来事があり、日々色々ありますが今に至ります。

個展 

2007年 女神の肖像        青木画廊 (LUFT)

2014年 ひかりかがやくもの  あらかわ画廊   

2015年 incense― 没薬と乳香  乙画廊

2016年 ふたりのルクレティア   あらかわ画廊

 

他、東京、名古屋、大阪、パリなどの展覧会参加は年間10回~ぐらい。

 

作品掲載

・「幻想耽美」 (パイインターナショナル出版) 作品掲載 

 

・「現代画家が描く 美と幻想の世界 妖しく美しい女性たち 」 (総合ムック) 作品掲載

・EXTRA ART エクストラート・11(アトリエサード発行) 表紙と巻頭記事に作品掲載

・ピアニスト赤松林太郎氏のCD「ピアソラの天使」 (キングインターナショナル)の中裏表紙に作品掲載

など