写実を哲学する

団員番号08番   田中一太

タナカ イチタ


<展示風景>


作品は左より
#むじょうかんとえいぞうってにてるかも  Acrylic and oil on canvas 180×180(㎜)
エッジ Oil on panel 210×190(㎜)
不在の輪郭 Acrylic and oil on canvas 240×425(㎜)


写実を哲学する=田中一太

<ステートメント>

この国のリアリズムによくついてまわる、存在、精神性、更に跳躍して画面の向こう側とかなんとかで悦に入って、その結果生じたアウラに目を奪われていては、本物という言葉に見え隠れするうそっぽさに気付くことはできない。

私の仕事はそのうそっぽさを突き詰めていく事じゃないだろうか。翻って本物っぽいってなんだろうとか。その間を絶えず振れながら、アプローチの仕方は規定しないでだらだらと。

などとばかり考えている。

 

<photograph by Nozomu Toyoshima>


画歴(活動歴)

1982年 京都府生まれ

2004年 多摩美術大学造形表現学部造形科卒業

2010年 第14回新生展にて新生賞受賞(新生堂 表参道)

2011年 雑誌「装苑」8月号にて

東京事変フォトシューティングに参加

 

ワンマンショー

2012年「近似する近似」 (新生堂 表参道)

 

グループショー

2004年 田中槙太朗と2人展 (ギャラリー630 経堂)

       Landscape Ⅵ 風景 (pepper’s gallery 銀座)

2005年 アートマン展       (嶋屋 香川県直島)

2006年 このみえるものまで (SAN-AI GALLERY 蛎殻町)

以降07、08年

2007年 いえのなか         (稲葉本家 京都府久美浜)

2009年 5・               (art space kimura ASK? 銀座)

2014年 記憶              (SAN-AI GALLERY 蛎殻町)

        このみえるものまで (リベストギャラリー創 吉祥寺)

2015年 このみえるものまで (ギャラリー壹零參堂 鎌倉)

2017年 このみえるものまで  (ギャラリーカノン 銀座)


「このみえるものまで」:岡田佐知子、山﨑幸子、北條潤、大谷正和らと2006年に結成。

現在まで継続したグループショーとして活動中。